2019-08-10から1日間の記事一覧

べき乗になるのは今を積み重ねているから

ではなぜ、このように世界はべき乗則の挙動を示すのでしょうか? それは、世界は予め運命によって決められているのではなく、今を積み重ねているからだと考えます。 これはどういうことかというと、この図形が解を示しています。 (リヒテンベルグ図形) こ…

2章【べき乗則】

バブルが起こるのは必然である バブルというと、社会にとってはあまり良いイメージは無いように思いますが、実は自然の中では、バブルが起こるのは当たり前のことでもあります。このバブルが発生する仕組みが、べき乗則のシステムです。 例えば、病気や害虫…

スモールワールド

このように自己組織化していく群れがどのような形を形成するのかというと、スモールワールドと呼ばれる構造になります。 こんな研究があります。 何人の知人を通せば、世界中の人にアクセスできるか?という問いにおいて、マル人という結論が出ました。 これ…

1章続き 群れは痛みを我慢する

生き物が自己組織化されて群れとなった場合、個人とは変わってくる部分があります。 個の挙動と群体としての挙動は、一体何が違うのでしょうか? (参考文献) 筆者によると、群れは痛みを我慢する性質を持つようになると結論付けています。 どういうことか…

群れはリーダーを操作する

組織化の中心には、その群れのコアとなる引力を持った何かが存在している必要があります。 例えばそれは惑星のような無機物であれば、最終的に鉄になるでしょうし、人間たちで形成されるものであれば、思想や思想を持つ人になるでしょう。このような人々を、…

世界は流動化して気化している

組織化されるのには、速度があります。これは物理法則と同じように、固体より液体、液体より気体の方が進行する速度は早くなります。 例えばかつて、何もインフラが整っていなかった時代、人々にとって移動することはハードルが高く、生涯住んでいるエリアに…

1-4 自己組織化の分布

このような自己組織化が最終的にどんな割り合いになるかというと、おそらく宇宙での物質分布と同じ割り合いになるとではないかと思います。 詳しくは次章のフラクタル構造で解説しますが、おおよそ2:8、または2:6:2のような割り合いなのではないでしょうか。…

1-3 浸透圧

自己組織化されて群れになっていくものたちには、どんな法則があるのでしょうか? ここでは、その仕組みである浸透圧について説明します。 私自身、農家として自然を観察する中でこの仕組みを知ったので、植物を例に挙げて説明しましょう。 植物は、水に溶け…

1-2 自己組織化の例

ではピンと来ない方のために、実例を挙げてみましょう。 素粒子から惑星へ 物理的な元素は、引力に従って引き寄せられていき、最終的には惑星になるぐらい巨大な群れを作ります。 アミノ酸から人類へ 同様に、有機物も群れを作ります。 アミノ酸を形成した後…

1-1 自己組織化

まずは自己組織化についてです。 世界の全て……形を持つ持たないに関わらず、この世の全ては自己組織化します。 自己組織化というと難しいので、ここでは『群れ』と呼ぶことにします。 最近の流行に合わせると、コミュニティと言い換えてもいいかもしれません…