世界は3つのシステムでできている

 

この世界は3つのシステムでできています。

それは即ち、

  1. 自己組織化
  2. べき乗則
  3. フラクタル構造

だと言えます。

これらを簡単に説明すると、以下のような形になります。

 

1章【自己組織化】

まずは自己組織化についてです。

世界の全て……形を持つ持たないに関わらず、この世の全ては自己組織化します。

自己組織化というと難しいので、ここでは『群れ』と呼ぶことにします。最近の流行に合わせると、コミュニティと言い換えてもいいかもしれません。

この世のあらゆるもの、惑星から人類、経済や情報まで、全ては群れを作っていきます。群れは次第に大きくなっていき、限界まで大きくなったところで、成長の限界を迎えて死へと向かいます。これは二章のべき乗則で解説します。

このように、世界は放っておいても勝手に群れを作るようにできています。

これが一つ目のシステムです。

 

2章【べき乗則

世界はべき乗に発展していきます。これは言い換えると、「バブルが起こる」ということでもあります。

バブルというと、社会にとってはあまり良いイメージは無いように思いますが、実は自然の中では、バブルが起こるのは当たり前のことでもあります。このバブルが発生する仕組みが、べき乗則のシステムです。

3章【フラクタル構造】

世界は、巨大なものからミクロなものまで、ロシアのマトリョーシカ人形のように、同様の構造をしています。

このフラクタル構造で一番分かりやすい物は、ロマネスコという種類のブロッコリーの形です。

全体の形と同じ構造が、小さいパーツになっても表れているのが分かるでしょうか?このように、構造を見てみると、巨大なものもミクロなものも同じだと言えるのがフラクタル構造のシステムです。

 

これらのシステムを、順番に見ていきましょう。