占いとは有能な秘書みたいなものである

 

最近、占いというものが分かってきた。

 

 

昔は占いなんて信じる意味がないと思っていたし、占いを気にする女性のことがよく分からなかった。

しかし最近は、占いの良さというものが何となくわかってきたと思う。

 

それは、おそらく秘書みたいなものだ。

 

若い頃は全ての事柄を自分で決められるし、自分で決めるものだと思っていた。

だが、それはあくまで勢いのある若い頃の話だった。

 

複雑系の始まりのように、方向性すら定まっていない頃は、その後の分岐によって到達する場所が大きく異なる。

そういう時代には、小さな舵取りが重要だ。

 

そこでの方針によって、その後の大きい方向性が変わってくるので、全てを自分で決めたかったし、決めるべきだと思った。

他の誰かのあやふやな指針によって決めてしまうことは、自分の思考放棄につながることと思い、興味本位で動物占いなどを見ることはあっても、それを参考にすることはなかった。

 

しかし今になってみると、もうこれ以上大きい方向性など変わりそうにない気がしている。

 

自分でやりたいこととやれることの概要も分かってきて、それが大きい方針であればあるほど、『自分一人でできることの範囲』が見えてくる。

同時に、『日々やらなければならない雑務』が増え、日常的に細かい判断をする事も多くなってくる。

 

そうすると、大まかな流れだけ決めて、細かい日々の小さなことはあまり悩まずに決めたくなってくる。めんどくさいからだ。

きっとそれは、イノベーションを起こしたCEOたちが、日々の洋服を同じものに固定するのと同じ感じなのだろうと思う。

 

そんな時に『占い』というものが役に立つのだ。

 

相変わらず、大きい方向性は自分の考えで決めてはいるのだが、そんな中で日々どうするか、毎週細かい決めごとをどういう風に判断するかはあまり悩みたくもない。

 

大抵が些細な事で、ちょっとした仕事や人間関係のことなので、正直なんとでもなる話だし、……そもそも有機体の短期的な状態なんて、環境や気圧次第で簡単に移り変わる。

 

なのでそんな時に判断軸となる指針は、一から創造するのではなく、何かしらのテンプレートを使いたいのだ。そんな時には、占いというものは非常に役に立つ。

 

あと問題になるのは、その占いとの相性次第だろうか。

結局占いなんて、相性の良し悪しなんだと思う。

 

その程度の気分で、毎週しいたけ占いを楽しみに見ている。

 

お金持ちがオカルトを馬鹿にしないのも、結構同様の理由がある気がしている。

富豪になるのなんて、運がかなり関係しているからだ。

 

だから一代で成り上がった社長なんて、「自分が何か恨みを買っていないか……?」「誰かの恨みを買わないだろうか……?」と、不安は人一倍だろう。

なので、そういった不安というタスクを丸投げできるような秘書や部下として『オカルト』を利用するのだと思う。

神棚を大切にしたり、寄付などの善行を行ったり、オカルトグッズを身に着けたりしている人も多い気がする。

 

有用な占いは、有能なパーソナル秘書やできる直属の部下と同じようなものだ。

結局何が言いたいかというと、

 

……しいたけ占いはオススメだ、ということだけなのだが。

 

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